Canon EOS 5D Mark IV, sigma 12-400mm,400mm, 1/200, F5.6, ISO 1600
by Rika Yamasaki
日の出や日の入りはよく撮るけれど、月の出と月の入りってあんまり撮りませんよね。
満月を撮ると、大抵真っ暗な空に白飛びした丸いものが写る感じで、月撮影は難しいと思われがちですが、実は風景と月の露出差が少ないタイミングがあって、その時は撮影チャンスなんですよ。そのタイミングとは、月の出が日没時間の前後であること。風景も太陽光で明るいので、月が白飛びしてしまうことなく捉えることができます。
なおかつ、満月は必ず東の空から昇るので、都内より西から撮るなら、都会から昇る月を捉えるチャンス。
こんな風にビルの間から上がってきます。できるだけ望遠で、圧縮効果を使って月を思い切り大きく、手前のビルと絡めて。
あと、星景撮影では露光時間を長くして星をできるだけたくさん写し込みますが、月はでっかいので、露光時間が長いとめちゃめちゃ動いた軌跡が目立ち、ブレた写真になってしまいます。ですので、ISO感度を上げて、シャッター速度を速めにして写し止めるんですよ。要は、三脚を使わなくても撮れるわけです。
完全に昇りきったら、少し引いて風景と絡めて撮るといいと思います!
これ以上月が昇ると、風景から離れてしまうので空が多くなり月の存在感が弱まって構図的に難しく、また輝度差が大きいのでHDRとかの処理が必要になります。
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